いろいろな場面で、炭を使う事がありますが「 本当に使いやすい炭は ? 」、と思う事ありませんか ?
「 炭に興味あるけど、よく解らない…… 」
炭の中には「黒炭」と言う種類があり、この種の炭は、とても使いやすいです。
これを使えば、きっと今までの炭の概念が変わるはず。
今回は「 黒炭はどんなもの ? 」と興味のある方に「 黒炭の世界 」を書いて行きます。
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① 黒炭に使われている木の種類
黒炭に使われている原木は、どのような物があるのか、ご紹介します。
日本の「 どんぐりの木 」は 2 0種ほど存在していると言われます。黒炭によく使われている物を紹介していきます。
【 1 】 楢( なら )

出典:楽天
産地
全国的に分布し、ロシア・モンゴル・中国にも生えている。
特徴
木を切るとき、大量の水が出るため、別名「 みずなら 」とも呼ばれ、木材の模様がトラの毛に似ている事から虎斑( とらふ )とも呼ばれている。
用途
炭以外の用途として、家具材・建築材・内装材・椅子など、いろいろな物に使われている。
【 2 】樫( かし )

出典:楽天
産地
東アジアから東南アジアの暖温帯地帯に多く、日本では中部地方より南側に分布している。
特徴
非常に固くて、国内では一番重い木材とされている。
用途
炭以外の用途として、建築材・椅子・ウイスキーの樽・太鼓のバチなど、いろいろな物に使われている。
【 3 】椚( くぬぎ )

出典:楽天
産地
日本では、山形県近辺の南側より全国的に分布している。
特徴
ドングリの実は大きく、直径が約2cm程度になる。また、木の幹から樹液が出ている事があり、カブト虫やクワガタ虫の大好物な木でも知られている。
用途
建築材・器具材等にも使われているが、切り倒しても、直ぐに再生する為、木炭や椎茸の原木として使われる。
② 黒炭の製造方法
「 ねらし方法 」に、熱を自然と落ち着かせる方法をとっている。
黒炭の製造方法をチョットだけ、みていきましょう。
※「 ねらし方法 」までは白炭( 備長炭 )の作り方とほぼ一緒です。
【 黒炭の作り方 】
① 薪を窯の中に並べて、窯内の温度を 70 〜 80 ℃ 程度まで上げていき、薪を乾燥させる。
② 炭化を促すため、風の通り道を閉じて、窯内を徐々に300 〜 400 ℃ へ上げていく。
③ 最後に、風を通して窯内を500 〜 700 ℃ まで上がれば炭化を終える。
※ここからは黒炭の「 ねらし方法 」
④ このまま放置すると、薪が燃えてしまい灰になってしまうため、タイミングを見計らって、窯の空気穴をすべて塞いでしまう。
⑤ 一週間程度、様子を見て完成。
※ 窯入れから完成まで、 2 週間程度。
③ 黒炭の使われ方
黒炭の使い道はどこでしょう。
まずは、特性を見て、何処で使われているか見てみましょう。
【 特性 】
・ ハゼない( 爆発しない )
・ 火力が強い
・ 備長炭に比べて火付けが良い
・ 焼いている時、「 チンチン 」と言う音色がする。
・ 匂いが少ない
・火持ちが備長炭に比べて短い。
【 良く使われている場所 】
( 茶道 )
「 茶の湯炭 」・「 お茶炭 」と呼ばれ、主に黒炭が使用されている。
( 囲炉裏・火鉢 )
煙が少ない・懐かしい匂い・心地よい音色などで愛用される。
( 水屋 )
主に水を使う場所(炊事場・茶室)、などに使われる。
( バーベキュー )
少しこだわりのある方は、黒炭を良く使用されています。
さいごに
黒炭を一度使うと、他の炭には浮気 ? が出来ないかもしれませんね。
一度チャレンジしてみて下さい。
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