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プロローグ
奥さんが子供の為に作ったキャラクター弁当が 、何と200個以上ある ! !
旦那としては、何とも頭が上がらない数字だ ! !
「 これは、写真に封じ込められたキャラクター弁当達を、なんとかして世に放たなければ ! ! 」
と、ある人物を使って、次々にお弁当達を開放していく物語である。
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ヒーロー誕生までの道のり
昔々あるポロリ島と言う山深い場所に、チロリ村という村があった。
その村には、それはそれは気の優しいおじさんと、料理が心から好きなおばさんが住んでいました。
ある日、おじさんが村へお米を買いに行くため、おばさんが心を込めてキャラクター弁当を作りました。
おじさんは、おばさんが作ってくれた弁当を大切にカバンにしまい、家を後にしました。
おじさんは、村からテクテク歩くこと数時間、お腹が「 グ〜 」っと鳴り出したので
少し小高い丘の上で、お昼を食べる事にしました。
おじさんは、楽しみにしていたお弁当を開け、食べようとすると……
なんと、中に入っていた「おにぎり」が……
弁当箱から転げ落ちて、池へ入って行ったではないですか ! !
おじさんは、楽しみにしていたお弁当を池に落としてしまい、途方に暮れていた所、
テレビショッピングで買った水中メガネを思い出した。
「 そうだ ! その水中メガネを付けて、落としたおにぎりを、探しに行けばいいのだ ! ! 」
おじさんはそう思い、買ったばかりの水中メガネをつけて、いっきに池の中に飛び込みました。
勢いよく飛び込んだ池の中は、それはそれは「 美味しそうなお弁当達 ? ! 」 が気持ち良さそうに泳いでいます。
おじさんは「 なんと素晴らしい世界なんだ ! ! 」、と思いながらも、おばさんが作ってくれたおにぎりを探しに進みます。
突然目の前に ! !
おばさんが作ってくれたおにぎりが、スイーと……
泳いでいくではありませんか ! !
おじさんは「びっくり ! 」して、少しの間、動けませんでしたが、思い切って声をかけてみました。
「 おーい おにぎりや ! 」
おにぎりは、おじさんに気づいたらしく、こちらにやって来て話し出します。
「 おじさん僕を食べるの、少し待ってもらえますか ? 」
「 どうしてだ ? 」
「 これから僕は、箱に詰められた可愛そうな『お弁当達』を、助けに行く旅に出なければ、いけないのです。」
「 そうか、この池のお弁当達は、お前が助け出してあげたのだな。 」
「 そうなのです。お弁当達を助ける旅が終われば、必ずおじさんの所に戻り、食べてもらうので、どうか…… 」
「 わかった ! ! 必ずや、お弁当達を助け出して来るのだぞ ! ! 」
おじさんは「 頑張れ 」と言う気持ちを表すため、おにぎりに名前をプレゼントしてあげました。
その名も「クリの真(しん) ! ! 」
こうして勇者クリの真が誕生したのであった。
これから勇者クリの真の、険しくて長い旅が始まるのである。
次回、魔法術士あらわるの巻
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